ART BOOK FAIR


01 紀伊國屋書店 札幌本店

札幌市中央区北5条西5丁目7 sapporo55 1F・2F
営業時間:10:00~21:00、年中無休
TEL:011-231-2131
URL:http://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Sapporo-Main-Store/

2階 芸術書担当 関 美菜

“記憶に残る本”というのはその人が生きてきた“轍(わだち)”のようなもの。 絵本であったり写真集であったり….持ち主の様々な思い出が刻まれて、初めて本は命を宿すのではないでしょうか。当店でそんな素敵な出逢いが見つかりますように。


紀伊國屋書店札幌本店の「アートブックフェア」は2階の芸術新刊・話題書コーナーで展開しています。

「“記憶に残る本”というのはその人が生きてきた“轍(わだち)”のようなもの。
絵本であったり写真集であったり…持ち主の様々な思い出が刻まれて、初めて本は命を宿すのではないでしょうか。当店でそんな素敵な出逢いが見つかりますように。」
このような思いで、書店員さんがおすすめの本をセレクトしてくださいました!

★めくるめく現代アート
著者:筧菜奈子

「現代アート」と聞くと、ちょっと難しい、よくわからないという印象の方が多いのではないでしょうか。この本は、現代アートをイラストや漫画を使って、もっと身近に感じてほしい、もっと楽しく伝えたいと作られた本です。

主に1950年代以降の動向や、40名の作家について、わかりやすく解説されています。

1人目に紹介されているのは、12/9まで東京国立博物館で展示がおこなわれている「マルセル・デュシャン」。“便器”をそのまま展示した作品「噴水<泉>」の作者といえば、わかる方もいらっしゃるでしょうか。発表した当時は、これのどこかアートなのかと相当な物議を醸したようですが、芸術の概念を変えるきっかけにもなったようです。

他にも、岡本太郎、草間彌生、アンディ・ウォーホルなどなど、たくさんの作家のミニエピソードや作品の見方がイラストで紹介されています。

「現代アートをめぐる巨額のお金」という、つい気になってしまうコラムも掲載され、現代アートに詳しい方にも、まだ初心者の方にも楽しめる内容となっています。

★映画を聴きましょう
著者:細野晴臣

細野晴臣さんといえば、坂本龍一さん、高橋幸宏さんと結成したイエロー・マジック・オーケストラ (Y.M.O.)のメンバー。その細野さんが映画雑誌「キネマ旬報」で連載していたエッセイを書籍化した本です。

子どものころに聞いた映画音楽からの影響や、観てきた映画について語られています。細野さんの映画の見方も面白く、映画好き好きの方も楽しく読める本ではないでしょうか。

★いつかすべてが君の力になる
著者:梶 裕貴

梶さんは、「進撃の巨人」エレン・イェーガー役、「七つの大罪」メリオダス役など多数の話題作で主人公を務める、人気声優です。下積み時代の苦悩から「声優」という仕事への思いまでを語った、夢に向かう全ての人にエールを送る内容です。梶さんの人間臭さを感じるエピソードが語られ、梶さん自身のファンになる読者も多いようで、夢を諦めないことに勇気をもらえる本です。

声優のお仕事紹介コーナーでは、アフレコ現場の紹介や、コンディションを保つための仕事道具なども紹介されています。

この本は、河出書房新社の「14歳の世渡り術」シリーズの中の1冊で、様々なジャンルの著者の本が出ています。「真夜中のディズニーで考えた働く幸せ」(実際にディズニーで働きながら「仕事」と「人生」の意味について考えたこと)、「医者になりたい君へ」(14歳の夏に医者になろうと思い、日本初の難手術「バチスタ手術」を成功、世界の一線に立つ心臓外科医が医療と人々の姿、夢と現実、医学の可能性を綴る)といった、これからのことを考えている中学生に参考になりそうな本から、「死体が教えてくれたこと」(2万体の検死解剖を行った法医学の第一人者が初めて若者に向けた一冊)といった、大人にも興味深いテーマの本がありました。「14歳の世渡り術」シリーズで検索して、本選びのきっかけにしてみるのもおすすめです。

ちなみに、声優の梶さんが「声優になりたい!」と思ったのは14歳の時だったそうですよ。

★あるかしら書店
著者:ヨシタケシンスケ

小学生におすすめの本として紹介されていたのは「あるかしら書店」。少しシュールなネタも面白い、人気の絵本作家ヨシタケシンスケさんの本です。

この「あるかしら書店」は、「本にまつわる本」の専門店。あったらいいな、という本やグッズのイラストがたくさん描かれていますが、本と読書というキーワードで、よくもこれだけのネタがあるな、とよしたけさんの発想力に感心させられます。きっと本が本当に好きなんだな、と思います。小学生はもちろん、大人も楽しめる本です。

そのほか、没後50年の藤田嗣治の本も並べられていました。おかっぱ頭が印象的な藤田嗣治。人生の大半をフランスで過ごした画家の一生も、手に取ってみるのもおすすめです。

芸術の秋です!雑誌・単行本コーナーから、芸術コーナーまで足をのばしてみませんか?

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