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TGR札幌劇場際 NEWS


TGR札幌劇場祭2017 講評①

約1ヶ月間に渡って開催されたTGR札幌劇場祭2017。
今年も、エントリー作品と向き合っていただいた審査員の皆様に心より感謝を申し上げます!
本日より、審査員の皆様の講評を本ページにてUPしていきます。
どうぞご一読ください!
トップバッターは新人賞審査員の平田さんです。

【プロフィール】
1996年北海道演劇財団設立に参加、事務局長、常勤理事、札幌座プロデューサー、ZOOプロデューサーを歴任後、現在顧問。
2006年札幌劇場連絡会結成に参加、会長を経て現在顧問。同年からの札幌劇場祭に参画。
2009年演劇創造都市札幌プロジェクト設立に参加、事務局長を経て現在副代表。2012年からの札幌演劇シーズンに参画。
北海道教育大学非常勤講師。

【講 評】
私は、新人賞を受賞した「姉妹、一肌ぬぎますッ!」は、所用で残念ながら観られませんでしたので、残る四作品について書きます。

「消火器アリスと狂姫鏖祭」
理不尽な状況に置かれた主人公が、その現実と向き合い切れずにアリスの国に逃げ込んで行くが、結局戻ってくるというお話は興味深いものでした。しかし、アリスたちのキャラクター、セリフが安易に思えました。もう少しセリフを推敲し、魅力的なキャラクターを作り上げて欲しかったです。

「ブルー! ロマンス・ブルー!」
ギリシャの神々、英雄が現代日本に現れて、若者たちと交流するという設定は面白く、舞台セット、衣裳、特に映像はセンスの良さを感じました。しかし、発するセリフが生過ぎて表現になっていないと感じました。更に、それを大声でがなるので、言葉として心に届かず雑音として耳に障りました。

「ミーアキャットピープル」
セリフのセンスの良さ、ステージングの上手さは抜群でした。でも、この作品を新人賞にもろ手をあげれなかったのは、ストーリーかなぁ。全体を整理したうえで、部分部分のセリフ、シーンが何気なく光ると良い舞台になると思いました。

「ロミオとジュリエット」
十代半ばの男女があっという間に恋に落ちて、些細なすれ違いから一気に死に至ってしまうという、瑞々しさと悲しさが、スピード感を持って良く描がけていたと思います。初日を観ましたが、ロミオ、ジュリエット、神父役が良かったです。でも、歌とダンスはちょっと下を向いてしまいました。

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