TPS「秋のソナチネ」 作・演出 斎藤歩
●11月30日公認市民記者 小川真生(54歳・主婦)
そばを打つ人がいて、手伝う人がいて、お客がいて、ピアノとチェロの演奏があって、
手伝う出前持ちの人の声が大きくて…。
なぜ蕎麦かって?
蕎麦のような芝居なんです。

深くて、きっぱりしていて、何も押し付けない。
淡々としていて、滋味深い。
ここぞという時には、妥協せず、ひかえ目に自己主張する。
出前持ちの人の声が、他のキャストより少し大きな訳は、ラストのあたりでだんだんわかってきました。
劇中6曲のソナチネが演奏されました。
優しく暖かく脳を撫でられる様な心地よい気持ちでした。
何処にでもありそうな、普通の人の日常の話が繋ぎあわされていくのですが、途中から予感した通り泣かされてしまいました。
小道具の使い方が心憎いです。
(ラップのかかったドンブリ。きっちりのお金が入った茶封筒。)
劇を見た後「私も案外良い人なのかもしれない」と思いました。
しみじみ良かったです。
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